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適性について
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私でも看護師になれますか?

 看護職を目指す場合、「自分でもなれるのか?」という不安を抱くのは、ごく自然なことだと思います。特に3Kとか8Kとか言われている看護の世界ですから…。はっきり言って、誰でも看護師になれるという訳ではないと思います。せっかく看護師になろうという意志を持って学校に入っても、途中で挫折してしまう人がいるのが現実です。

 では、看護師になるのに必要なことって何でしょう? 一般的に看護師に必要とされている適性について、簡単に紹介したいと思います。

 まず、絶対に必要と言われるのが、「健康な心身」です。看護師には夜勤もありますし、決して楽な労働環境ではありませんので、健康・体力がないと続かないと思います。また、人の命に関わる仕事をするので、そのような緊張感やストレスに耐えられるような精神力も必要とされるでしょう。

 次に、社交性やコミュニケーション技術が必要とされています。患者さんとのコミュニケーションはもちろんのこと、他の医療スタッフも含めて、人間関係をうまく形成する能力は必要でしょう。看護学校でも、友達なしで辛い実習や勉強を乗り越えるのは、至難の業かもしれません。

 それから、当たり前のことながら、優しさ・思いやりの心が必要です。看護師として、患者さんを支えていきたい…この気持ちがなければ、何も始まりませんから。ただ「白衣の天使に憧れて…」では、患者さんから必要とされる看護師にはなれないと思います(看護を学ぶ過程で、変わる人も多いようですけど)。

 最後に、学力を挙げておきます。まずは看護学校に入るためにも学力が必要ですし、入学後も看護に必要な幅広い知識を得なければなりません。さらに最近は、医療もコンピュータ管理されてきていますので、コンピュータはさっぱり…というのも少し困るかもしれません。

…ということで、少し厳しく説明してきましたが、私としては「それでも看護がやりたいんです!」と思える人に、看護の道を歩んでもらいたいです。たいていのことは努力で補えるはずなので、最終的にはやはり、看護への情熱が大切なのだと思いますし。

2001/12/02(Sun)
男でも大丈夫ですか?

 最近では少しずつ増えてきているようですが、未だに看護に従事する、または看護を学ぶ男性は少数です。でも、いることはいます。少なくとも私は看護の道を選んだ男ですし。

 具体的な数字で示すなら、(少し古いデータになりますが)1999年に3年課程の看護学校を受験した者は110,630人で、うち男性は6,017人(約5.4%)だったそうです。また、実際に入学した者では、23,241人中1,121人(約4.8%)が男性だったということです。同様にして2年課程について見てみると、受験者・入学者ともに約1割が男性という具合でした。

 私の場合は4年制大学なのですが、やはり約80人いる看護学生の中で4人(約5%)が男という具合でした。

…と言うことで、まだまだかなり少ないのですが、男もいます。一応、年々増加していますし、「男なのに看護なんて…」などとは考えないで、看護に魅力を感じたなら、男でも女でも関係なく、看護を学んでみて欲しいと思います。

 ただし、看護の世界が男女平等かと言えば、少なくとも現段階では平等ではないです。別に男性が差別されているとか、仲間外れにされる訳ではありませんが、少数派だからの苦労はあります。

 例えば、男は珍しいので、先生にすぐ名前を覚えられます。授業をサボればすぐにバレます。グループワークなどでリーダーにされやすいです。就職試験(面接)で、男であることをネタに質問されます。更衣室がなかったりします。実験台(洗髪など)にされます…などなど。大したことではないですけど。

 また、「女性ばかりの世界でうまくやっていけるのか?」と心配するかもしれませんが、心配には及びません。私自身、入学前は女性が苦手だったので、最初のうちは抵抗がありましたが、すぐに慣れます(笑)。男だからと仲間外れにされることも基本的にないと思います。もし嫌われるようなことがあれば、それは「男だから」ではなく、他に嫌われる要素を持っていたからだと思われます。

 看護はまだまだ女の世界ですが、女だけの世界ではありません。これからもっと看護に興味を持つ男性が増えてきてくれると嬉しいですね。そして、もし興味を持ったなら、性別なんて気にせずに自らの信じる道を歩んで欲しいと思います。

【関連リンク】
看護学生の心情

2001/12/03(Mon)
血が苦手でも大丈夫ですか?

 「血を見ると気持ち悪くなってしまうのですが、それでも看護の仕事はできますか?」という質問を受けることがありますが…答えは微妙です。

 看護も医療の一端を担う仕事な訳ですから、血を見るなんて日常茶飯事…採血することもありますし、患者さんが吐血することもあるでしょう。術後の患者さんで、カテーテル(管)に血性の液体を見ることもあるでしょう。だから、全く血を見ずに看護の仕事をするなんて不可能と言えます。

 私は特に血が苦手ということもなく、自分が採血されるときも、針を刺す瞬間から抜くまでの一部始終を眺めていたい(何をされているのか分からない方がよっぽど気持ち悪い)タイプなのですが、それでも看護に携わっていると「気持ち悪くなる」ことがあります。

 例えば、麻酔のために背中へ金属の棒を押し入れ、グリグリと動かしているところを見たときに気持ち悪くなってしまいました。また、手術見学のとき、電気メスで開腹していたのですが、初めて人間の肉が焼けた臭いを嗅いで、「うぅ…」となりました。

 血が苦手ではない私でさえ、気持ち悪くなったりします。中には、手術見学のときに倒れる人もいますし、手術のビデオを見ただけで「キャー、キャー」と騒ぐ人たちもいます。でも、だからと言って看護の仕事ができないかと言えば、そうではありません。「慣れる」ということがありますし、労働場所によってはそれほど凄いもの(?)を見ずに済むでしょうし。

 少しでも血を見ると倒れてしまう…なんて重症の人は考え直した方が良いかもしれませんが、たいていは何とかなるのではないでしょうか? 弱点ではあるかもしれませんが、入院施設がないような小規模な医院に勤めるとか、内科系病棟に勤めるとか、対策を立てれば何とかなる…かも? 保証はできませんけど。

2001/12/05(Wed)
不純な動機かもしれませんが…

 私は看護には珍しい男ということで、「男なのに、どうして看護に進もうと思ったの?」なんてことをよく聞かれます。就職試験の面接ですらこの質問をされました。確かに、どうして看護なんて苦しい世界に自ら望んで入っていこうと思ったのか?…私も他の看護学生に質問してみたい気もします。

 私が看護師になりたいと思った動機は、「看護学生の心情」の方で詳しく紹介していますが、簡単に言えば、自分が看護師のお世話になり、その素晴らしい仕事を知った…これが動機です。

 他の看護学生にも同じ質問をしてみると、いろいろな答えが返っておもしろいです。例えば、代表的なものを簡単にまとめると…
  • 自分の患者体験から看護に興味を持ったから
  • 身近な人の病気・怪我をきっかけに医療に興味を持ったから
  • 身近な人が苦しんでいる姿を見守ることしかできなかった悔しさから
  • 人の役に立てる職業に就きたくて
  • 医者になれなかったので看護で妥協した(←挫折する人が多い)
  • 子どもの頃からの憧れで
  • 母親が看護師だったから
  • 何となく…
などなど。

 明確な動機がある人もいれば、ただ何となく…という人もいます。中には、どちらかと言えば不純な動機で看護に進む人もいます。でも、みんな同じ看護学生、看護師のたまごです。看護の勉強や実習を通して、気持ちが変わってくる人もいます。ただ何となく来た人も、医師の代わりとして看護を選んだ人も、卒業する頃には看護色に染まっていることでしょう(そうでない人は途中で辞めてしまいます)。

 看護に興味を持った動機なんてものは、どうでも良いのです。大切なのは、あなたが今、“看護に興味を持っている”ということです。「自分の動機は不純かもしれない…」などとは考えず、自分の意思を大切にして下さい。

 最後に…このホームページをきっかけにして看護に興味を持ち、歩み始める人がいたなら、嬉しく思います。

【関連リンク】
看護学生の心情
看護への道

2001/12/06(Thu)

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