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看護学校ではどんなことを学ぶの?
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看護学校ではどんなことを学ぶの?

 看護学校と言うと、看護技術ばかりを学ぶのかと勘違いする人がいるかもしれませんが、決してそうではありません。学校(専門学校、短大、大学など)によって、かなり差があると思いますが、少なくとも以下のような科目を学ぶように定められています。

 まず、基礎分野として、心理学や社会学、情報科学、英語などの科目が必修とされ、また哲学や生物なども選択必修になっています。これらの科目は、人間理解に関するもので、後に続く専門基礎分野、専門分野の基盤となります。

 次に、専門基礎分野として、解剖生理や薬理、病理、保健、関係法規、社会福祉といった医療に携わるのに最低限必要とされる知識と、看護の基礎となる知識を学びます。

 そして最後に、専門分野として、いわゆる「看護学」を学びます。まずは基礎看護学で基本的な知識や技術を学び、それを基盤として小児看護、成人看護、老人看護、母性看護、在宅看護、精神看護などの各論を学んでいきます。その後、実際に病院などへ行き、長く険しい看護実習へ…ということになります。

 一応、カリキュラムでは、上記のように規定されているようです。ただし、必ずしも基礎分野‐専門基礎分野‐専門分野と段階的に学ぶという訳ではなく、同時進行で学んでいくこともあります。また、科目の名前は学校によって様々なようです。

 ちなみに、私が通っている学校ではありませんでしたが、学校によっては、学生同士で実際に陰部洗浄をし合ったり、床上排泄の援助をし合ったり…なんてこともするという話を聞いたことがあります。患者さんの気持ちを理解するためにも…ということらしいのですが、ちょっと辛いですね。私たちの学校でも一応、オムツをしてベッド上で排泄し、そのときに感じたことをレポートにして提出する…なんて課題が出されたこともあります。覚悟しておきましょう。

 ついでに、看護というと注射を想像するかもしれませんが、基本的には看護師免許を持っていない学生は注射をうつことができません。学生同士で練習し合うところも多いようですが、厳密に言えば、看護師になってから実際に注射を練習していくことになるはずです。

2001/12/02(Sun)
勉強は大変ですか?

 看護の勉強は、はっきり言って楽ではないと思います。前項「看護学校ではどんなことを学ぶの?」を読めば、自然と分かるかもしれませんが、実に幅広い知識が必要とされます。しかも、看護学校を卒業すれば良いという訳ではなく、国家試験に合格しないと看護師にはなれませんから…。

 まず、看護の専門領域に入る以前の問題で、医学的なことやら薬のことやら…病気もたくさんあるし…勘弁して欲しいです。そこに看護計画やら看護診断やら…なかなか大変です。レポートもたくさん課せられますし。

 それから、高校までの勉強とは違って、確実な答えが存在しないことが数多くあるので厄介です。例えば、何をすることが患者さんにとって最善なのか?…いくら考えたって、明確な答えは見つからないでしょう。自分の知識や経験から判断して、いろいろ試行錯誤しながら、ちょっとでも良い結果を導けるように努めるだけです…でも、では良い結果って何をもって「良い」と判断すればよいのか…自分が良いと思ったことが、本当に患者さんにとっても良いことなのか? 確実な答えは見つからないのです。

 看護は体力勝負の肉体労働と考えている人もいるようですが、それは間違いだと思います。看護は、専門的な知識や技術、経験から成り立つものであって、肉体の労働と同じくらい、頭も働かせているのです。

 正直、私は看護を学び始めてから衝撃を受けました。「看護って、こんなにたくさんのことを学んで、初めて成り立つものなんだ」と…。甘く見ていたことを恥ずかしくすら思いました。看護の道を歩もうとする以上、一生学び続ける覚悟が必要だとも言われています。でも、やる気さえあれば何とかなります(たぶん)!

2001/12/02(Sun)
実習は大変ですか?

 看護実習というと、「厳しい」とか「先輩ナースに怒られて涙する」というようなことを想像するかもしれません。実際、私も実習に臨む前はそのようなイメージを抱いていましたし、実習を終えた今となっても、そのイメージが間違っているとは思いません。看護実習は実際に厳しく、辛くて涙することもあるのです。

 では、実習では何が大変なのかと言えば、私は睡眠不足が最も大変でした。朝8時から夕方5時まで病棟で実習し、実習が終わった後は患者さんの病気や治療について調べたり、看護計画を考えたり…実習記録なるものを書かなくてはならないのです。寝るのは深夜、起きるのは早朝という生活が続き、昼間は緊張の連続…体力の限界に挑戦!という感じでした。

 また、初めて挑戦することばかりなので、「うまくできるのか」とか「患者さんに迷惑をかけてしまうのではないか」とか、不安と緊張の毎日でなかなかにストレスフルです。運よく私が実習した病院は尊敬できる先輩が多かったので、うまくできないことを怒られるようなことはなく、私たちがうまくできるように援助してくれる感じだったので助かりましたが、病院によっては、すぐに怒られるから恐い…ということもあるようです。

…と言うことで、実習は決して楽ではありません。しかし、実習は辛いことだけではありません。学校では講義を聞いたり、教科書などから学ぶだけで、実際に患者さんと接することがないため、「看護って、こんなものなの?」と失望してしまうかもしれません(少なくとも私はそうでした)が、実習が始まり、実際に患者さんと接する機会を得ると、たいていの人は看護の魅力に気づくことができるようです。

 患者さんと共に歩み、「患者さんのために自分ができることとは…?」と考え、自分が患者さんの役に立てたと実感できたとき…患者さんの笑顔が見られたとき…患者さんにお礼を言われたとき…看護をする喜びを感じられると思います。実習が終わりを迎えたとき、患者さんとの別れが惜しくて涙する学生がいるほどです。また、辛い実習を仲間と支え合いながら頑張っていく中で、信頼できる友人を得ることもできるかもしれません。

 実習は大変ですが、その大変さに相応するだけの価値があるものだと思います。

2001/12/02(Sun)
看護学校にはどんな人たちがいるの?

 看護師はよく『白衣の天使』なんて言われます。そのたまごである看護学生って、どんな人たちなのでしょう? 「きっと優しく可憐で、素晴らしい人格をもった人ばかりなのでしょう」なんてことを想像するかもしれません。でも、現実は…

 看護学生を一言で言い表わすなら『強い』でしょうか。厳しい労働環境にも負けず、人の命に関わる責任の重い仕事に携わる人…タフでなければやっていけません。はっきり言って、根性のある人が多いです。

 また、見た目も「白衣の天使」からは程遠い、いわゆるギャルみたいな人もいますし、言葉遣いも決して丁寧とは言えない人もいます。明るく楽しい人もいれば、大人しい人もいますし、活動的な人もいれば、自分の殻に閉じこもっている人もいます。キレイな人もいれば、そうでない人も(失礼)いますし、しっかりしている人もいれば、間抜けな人もいます。看護学生だから何が特別ということもなく、どこにでもいる普通の女性たち…という感じです。

 ただし、ユニフォームを着て病棟に出ると、みなさん立派な「白衣の天使」になっていたりします。不思議なものですね(笑)。

2001/12/04(Tue)

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