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保育園実習
実習の概要
実習を通して
変な顔…?
劣等感
好き嫌い
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実習の概要

 看護実習の一つに『保育園実習』というものがあります。看護とは特に関係がないように思われるのですが、小児看護実習に備えて「病気の子どもを看るためには、健康な子どもを知っていなければならない」ということで、一週間だけ保育園で実習しました。

 この実習では、特に何の課題があるという訳でもなく、子どもたちの様子を観察しながら、保育士に付いて実習するだけでした。時間は朝8時半から夕方4時半までと普通の実習よりも短く、記録物も「保育日誌」という感想文みたいなものだけでした。

 学生は4〜5人ずつ別の保育園に行き、それぞれの保育園で、一人一人ちがうクラスを受け持つ…といった具合でした。子どもたちと触れ合う実習ということで、布製の安全でかわいい(?)名札を作って臨みました。また、強制はされていなかったのですが、ほとんどの学生は自主的にエプロンをしていました。

 実習1週間前までに保育園を事前訪問しました。学生が自分たちで保育園に連絡を取り、説明会を開いてもらうというものでした。また、実習前1か月以内に検便を実施し、その検査結果を保育園に通知する必要がありました。

実習を通して

 私は中学生の頃にも家庭科の授業で保育園を訪れたことがありました。そのときは、子どもたちのテンションに付いて行けず、オドオドするばかりでした。今回こそは頑張って子どもたちのテンションに付いて行こうと思ったのですが…

 やはり無理でした。彼らの高いテンションと意味不明な言動に戸惑うだけの日々だったように思います。子どもたちにすれば、私は「先生」なのでしょうけど、それらしいことは何もできませんでした。遊んで欲しそうに寄ってくる子どもたち…どうすれば良いのか分からず、戸惑っていると、つまらなそうな顔で去って行ってしまいます。何だか寂しくもあり、申し訳なくもあり…複雑な気持ちになりました。

 それから、私は裁縫などできないので、名札は母親に作ってもらいました。白生地に黒色のフェルトで名前をつけただけの、何の飾り気もない名札…。そして、私は、エプロンなんてものは持っていないので、一人だけエプロンなしで…普通のトレーナーに直接、飾り気のない名札を縫い付けて実習に臨みました。はっきり言って格好悪いです。人から「トレーナーに縫い付けたの?」なんて言われて恥ずかしかったです。

 何だか他の実習とは違う意味で辛くて、正直「早く終わって欲しい」とばかり考えていた実習になりました。

変な顔…?

 園児たちのテンションにも少し慣れた頃、園児たちも私に懐いてくれたのか、座っている私の膝の上に乗ってきたり、私の手を引っ張ってどこかへ連れて行こうとしたりするようになってくれました。せっかく甘えてくれても、どうやって可愛がれば良いのか分からずに戸惑っていたのですが、何とか対応していました。

 ところが、一人だけ妙に捻くれた女の子がいました。オモチャを投げてきたり、叩いてきたり…それでいて時には甘えるような素振りも見せる女の子です。少し生意気な顔をしていて、乱暴な子…でも本当は甘えたいのではないかと思いました。私だけでなく、他の園児に対しても乱暴をする…新聞紙で作った棒を使ってチャンバラをするのとは違って、固いオモチャを投げ付けてきたりして、怪我をさせてもおかしくないような乱暴…きっと何か訴えたいのだろうと思いつつ、何を訴えたいのかは分からずに困っていました。

 ある時、その女の子に「変な顔ー。アンタの隣には行かんわ。」なんてことを言われました。直前まで横から私に抱きついていたのに、急に態度が変わり…ちょっと驚きました。何が起こったのでしょう? 甘えたいけど、甘えられないといった感じでしょうか? 暴力的な言動にしても、一貫した人間関係を保てないことにしても、虐待を受けた子に見られる症状に類似していますが…もしかしたら、改めて私の顔を見たら変だったから…なんて(汗)。

 「変な顔」と言われて少しばかりショックも受けつつ、子どもを理解するのは難しいと痛感しました。

劣等感

 保育園実習で私は、3歳児クラスを受け持つことになったのですが、たまたま同時期に他の看護学校からも実習生がきており、その実習生と一緒に実習することになりました。ここで私は、ちょっとした劣等感を抱くことになってしまいます。

 ハイテンションで意味不明な言動の多い子どもたちに戸惑うばかりの私をしり目に、その実習生は子どもの扱いがうまいこと、うまいこと。最初は男である私の方に関心を示していた男の子たちも、次第にその実習生♀へ集まりだしました。悔しぃ〜と思いつつ、どうしても同じようには振る舞うことができず、ちょっぴり劣等感。子どもの相手ってのも難しいですわっ。

好き嫌い

 私が保育園実習で密かに困ったこと…それが「好き嫌い」でした。

 実は私、野菜というものが苦手なのです。しかし、子どもたちには好き嫌いせずに食べるってことを示していかなければならないため、嫌いな野菜たちも我慢して食べなくてはなりませんでした。

 これが意外に大変なものでして…密かに給料のメニューが気になっていたりして、何か保育士側ではなくて、園児側で実習してみるみたい、って違うか。

 とにかく、好き嫌いを大人まで引きずるとロクなことがないって証拠ですね(汗)給食は懐かしくて良かったのですが。


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