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精神看護実習
実習の概要
実習を通して
患者快調
おはよ!
優勝!?
万能感

実習の概要

 精神看護実習は、大学附属病院の精神科病棟での実習2週間と、民間の精神科デイケア施設での実習2日間から成りました。

 精神科病棟での実習では、1人の患者を受け持って看護過程を展開し、1週目に中間カンファレンス、2週目の最後にまとめのカンファレンスがあるという一般的な実習形態でした。

 デイケアでの実習は、受け持ち患者などは決めず、企画されているさまざまなプログラム(スポーツや内職など)に参加して、デイケアの通所者と関わるというものでした。

 また、実習期間中の1日を使って、学内カンファレンス(文献学習会)というものがありました。文献学習会というのは、学生が1人につき1〜2つの文献を担当して熟読、レジュメを作って他の学生に説明するというものです。私は「精神科領域におけるインフォームド・コンセント」という論文を担当しました。

実習を通して

 精神科と言うと、話をしようと思っても辻褄の合わないことばかりを言って話にならないとか、急に暴れ出すことがあるとかって“恐い”イメージがありました。実際の問題として、聴診器など凶器となり得るものは病棟に持っていかないなどの注意事項もありますし、中には妄想や幻覚でまともに会話ができない人もいるようでした。

 しかし、一見すると普通な感じの人も多く、誰が精神病で、誰がまともなのか分からない感じになってきます。みんなが正常に見えるというより、街角でも行き交う人々みんなが精神病なのでは?と思えてきてしまうのです。これは私だけの感想ではなく、一緒に実習した学生の多くも言っていました。不思議な感覚です。

患者快調

 私の受け持たせてもらった患者さんは、若い男性で、いわばエリートだった人。会社でいろいろ悩むことがあって、神経症となってしまった方でした。ただ、実習が始まって受け持つ時点で「元気なので、特にすることはないかもしれません」と言われたくらいで、本当に何が問題なのか分からない感じでした。

 実習中は何をしていたかと言えば、患者さんと雑談をしていただけ。その雑談の中で、患者さんはよく「いいなぁー」と言っていました。私が看護師を目指して頑張っていることが羨ましいと言うのです。本気で看護師に転職しようかと考えているようで、看護学生−患者というより、看護学生−看護師に憧れる人みたいな関係になっていました。

 そして、実習期間中に患者さんは退院となりました。最後の実習にして初めて受け持ち患者さんが退院を迎えました。ちゃんと退院していく時にも立ち合うことができましたし、家族全員が明るい顔で退院していかれたので良かったです。ただ、精神看護は何にも学べていないような…まあ、いっか。

おはよ!

 精神看護実習4日目…第一週目が終わるということで、中間カンファレンスがありました。…が、不覚にも私は居眠りをしてしまいました。なかなかよく寝たようで、気がつくと私のレジュメに「おはよ!」と書いてあり、隣に座っていた副看護師長がペンでその「おはよ!」を指しました。あらら…。

 カンファレンス終了後にも、教授から「今度はもっと積極的に発言して下さい。眠くならないようにね!」なんて言われてみたりして。他の学生からはよく「うまく寝るよね」と言われていたのですが、今回ばかりは明らかに寝ていたみたいですね。気をつけなければ。

優勝!?

 実習中に学生主催のレクリエーションがありました。私たちが企画したのはボウリングと伝言ゲーム…ボウリングでは、学生代表として私が参加しました。

 そして、なぜか最高得点を取ってみたりして…企画者が優勝してどうするんですかってことで、私は抜きにして患者さんだけで順位をつけましたが…盛り上がり的にはどうなんでしょうか?あえて負けるくらいの配慮がどうしてできなかったのか、我ながら疑問です。

万能感

 精神看護実習の記録の中に「実習を通して自分自身について学んだこと」を書く欄があったので、久々に自分自身のことを深く考えてみました。そこで気づいたこと…

 私は「今の自分には自信がなくとも、頑張ればできないことはない。」という考えを持っているのですが、一般に『万能感』と表現されるもので、私はその万能感を失わないように必死になっているのだということが分かりました。

 例えば、私はカンファレンスの最中に寝たり、ソワソワして落ち着きがなかったりするのですが、そこには、ある意味で「真面目に聞いていないから、しっかりした意見を言えないだけで、真面目に聞いていたら、もっと皆を納得させられるような意見でも言えるのだ」という心理が隠れていて、言い方を変えれば「真面目に聞いても何も言えない自分」を認めたくないがために逃げているとも言えます。結局、私は常に自分の万能感、プライドを保つために逃げ続けているのです。

 これからは「できない自分」も含めて「ありのままの自分」を受け入れられるように努力していかなければならないのでしょうね。


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