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2001/06/09(Sat)

 星を作っている物質はほとんどが水素ですが、この水素が4個集まって1個のヘリウムになるプロセスを核融合といいます。このとき物質がわずかに失われてエネルギーに転化し、このエネルギーが星の輝きのもととなります。核融合によって星の中心部には燃えかすのヘリウムが溜まり芯ができますが、やがて芯が大きくなると中心部が温められて温度が上がってきます。そうなると星は、超巨星となって一際明るく輝き、老年期から終末期に進んでいきます。太陽の10倍以上という巨大な星が死滅する前には一際眩しく輝く時期があります。この事情を知らなかった昔の人々は、この輝きを星の誕生と考えました。死滅する星のことを超新星と呼ぶのはこのためです。

 星は膨大な物質が集まってできています。その巨大な重力でどんどん縮もうとするわけですが、前述した核融合による内部からの圧力のために或る程度の大きさを保っています。だから、一生が終わって核融合反応が止まってしまうと、後には重力だけが残されるのでどんどん縮んでいくことになります。

 死滅する星が、ある程度以上の大きさであった場合、その星の重力は非常に大きなものになります。そのため、残された物質はギュウギュウ詰めとなり、電子・陽子・中性子などの素粒子に分解されてしまいますが、この状態だとすぐに電子(−)と陽子(+)がくっついて中性子になるので、結局は中性子だけの星になります。このような中性子だけで構成される星を中性子星といいます。

 中性子星より多くの物質を含む星では、その重力を中性子では支えきれず、さらに縮んでいくことになります。どんどん縮んで点までいってしまうと、アインシュタイン理論によってその周りに光さえ脱出できないバリアーができる事がわかっています。これがブラックホールです。



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