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握られた手に感じる安らぎ

2000/01/03(Mon)

 私は幼い頃から病院のお世話になってきました。もちろん全く医療のお世話になっていない人などいないでしょうけど、私は1歳の誕生日を病院で迎えたほど。それから私は医療・病気というものと共に生きてきました。そのため、小さい頃から医療にとても関心を持っており、ずっと医者になることを目指していた訳ですが、高校2年のある出来事をきっかけに看護を目指すようになりました。

 高校2年の時、体育の授業で柔道をしました。ちょっと張り切り過ぎた私は、お腹を強打。なんと消化管出血を起こしてしまったのです。その出血量は半端でなく、ヘモグロビン値が6.6にまで下がったほど。もう座っていることもできないような状態でした…。それから、出血部位を特定するために胃カメラを飲むことになったのですが、その胃カメラは予想以上に苦しく、顔を顰めていると一人の看護師さんが手を握ってくれました。そのとき、「あぁ、自分を見守ってくれている人がいる」と、とても心が安らいだのです。看護師は医者の補助と考えていた私には、強烈な経験でした。この時から私は、看護という進路を考え始めました。

 そして私は看護を学び始めました。中学校の卒業文集には「将来、医療関係の仕事に就く」と書いてある。私は今、子供のころの夢に向かっているのだ…。

トシ



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