看護短期留学(アメリカ編)

 "Do you have a dream now?" Highland Nursing Care Centerでボランティアした時、ひとりの老婦人に尋ねた。彼女は私の方を見ながら、はっきりと "No" と答えた…

 夢を持って生きることほど素晴らしいことはないが、夢を持たずに生きることほどつまらないことはない、と私は思う。私には夢がある。それは、人を助けられる人間になることであり、人を支えられる人間になることであり、人に夢を、希望を与えられる人間になることである。そのためにも私は大きな心、強い心を持ちたいと願う。

 今回、短期留学に参加したきっかけは、ほんの小さな好奇心からであった。アメリカという異国の地で3週間生活することで、自分の成長につながるような何か得られることがあるだろうなどと軽い気持ちで参加した。しかし、実際に得られたものは、期待以上のものであった。

 向こうでは、毎日毎日が新鮮で、英会話の授業、看護講義、医療施設視察からさまざまなことを学ぶことができたのはもちろんのこと、ホストファミリーと過ごした日々の生活、みんなで楽しんだアクティビティなどからも多くのことを学ぶことができ、とても充実していた。たくさんの素敵な出会いと感動の日々であった。

 中でも特に、日本全国に住む、同じ目標に向かっている友達がたくさんできたことは、私がこの3週間で得た最高の宝だと思っている。出発前、私は唯一の男として、みんなの中にうまく溶け込めるかどうか、とても不安であった。しかし、みんなは温かく迎えてくれ、共に過ごしたのは3週間という本当に短い間ではあったものの、この先もずっと絶えることのない友の輪ができたように思う。

 温かく、大きな心を持った彼女らと仲良くなることで、私はとても良い刺激を受け、自分も頑張ろうという気持ちになれる。中でも最も刺激を受けたのは、グループリーダーとして、とてもお世話になったYさん。カナダの大学に留学しているという彼女は、今の私では到底かなわない知識と経験、そして輝きを持っていた。しかし、私もいつか、彼女を超える人間、看護者になりたいと思う。

トシ

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1999/09/27作成

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