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ナースコール

2000/11/25(Sat)

 入院中、私は何度も『ナースコールを押せない』ということを経験しました。

 予め看護師の方から「点滴が終了したらナースコールで知らせて下さい。」などと指示が出ている、ある意味で事務的なナースコールについては、迷うことなく簡単に押すことができます。 しかし、例えば「痛みが強くなったので、どうにかして欲しい。」というような、臨時の対応をお願いするためのナースコールは、なかなか押すことができません。

 これはちょうど病院に行くのが嫌だと思う心理と同じですね。「これくらいの痛みなら、何とか我慢できるかも…?」とか、「痛みを訴えたことによって何か苦痛な検査が追加されたり、新たな疾患が明らかになったりしないだろうか?」というような考えが頭の中を巡り巡って、ナースコールを押したくても押せないという状況が生まれました。

 また、入院初日の夜中、あまりの痛さに我慢し切れず、ナースコールを押したのですが、しばらくして現れた看護師は、他の患者さんのところへ行き、「今、ナースコール押されました?」などと聞き回っている…どうも誰が押したのか分からないシステムのようで…「夜中にナースコールを押すと、同室の患者さんに迷惑が掛かってしまう」という気持ちまで生まれたので、本当に「押せないナースコール」になってしまいました。。。

 ちなみに、よく「看護師さんが忙しそうにしてるから…」という理由で、ナースコールを押せないという話を聞きますが、看護師が患者さんに対して、「遠慮しなくて良いのに…」なんて考えているとしたら、ちょっと考えが甘いのかもしれませんね。。。

トシ



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