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一人での実習

 今回の実習では、私は患者さんが入院する前から受け持ちを開始したのですが、そのため、患者さんの病名や治療方針が明らかになっていない状態が続きました。このような状況における患者さんの不安などを軽減する…ということを実習できて良かったのですが、実習が半分くらい終わった頃に予想外の事態が起きました。

 なんと患者さんの病名が変わってしまい、専門的な治療をするために病棟も変わるというのです。肺がんが原発と考えられていたので、内科で治療を進めていたのですが、子宮原発の肺転移という確定診断が下り、婦人科に転棟して治療を続けることになったのです。

 (話は逸れますが、子宮が原発で肺に転移しているということは、その間にある腸などの内蔵にも転移している可能性が多分に考えられ、思っていた以上に病気が進行していることが伺われました。ただし、肺が原発のがんよりも、子宮が原発のがんの方が抗癌剤治療の効果が期待できるということで、少しは望みが出てきた…という感じでした)

 通常、患者さんが転棟してしまった場合、学生もその新しい病棟に移って実習を続ける…なんてことはできないらしいのですが、私の場合、すでに二人目の患者さんを受け持っており、これからまた三人目を受け持って…では一通りの実習(看護)を経験できませんし、新しい病棟の婦長さんと実習担当の教官が顔見知りだったらしく、特別に転棟後も同じ患者さんを受け持つことが許可されました。

 転棟したらお別れだと思っていた私にも、患者さんにも嬉しいニュースでした。「婦人科にも付いて行って実習させて頂けることになったので、これからも宜しくお願いします。」と患者さんに伝えると、「ホントに?」ととても喜んでくれました。それを見て私は、ますます嬉しくなってしまいました。

 その後、実際に婦人科に移り、一人だけで実習を進めていきました。他の学生がいないのは少し寂しかったのですが、欝陶しい(!?)指導教官もいなかったので、のびのびと実習することができて良かったです。

 また、もし看護士として働き始めても、男である私が婦人科に配属されるようなことはないと思いますから、貴重な経験ができて良かったと思います。周りはみんな女性で、一人だけ男なのは、少し違和感があり、男性用トイレがなくて困ったりもしましたが、スタッフも患者さんもみんな温かく迎えてくれたので、嬉しかったです。



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