ホーム > 実習奮闘記 > 母性看護実習 > 戸惑いの面会


カテゴリ一覧
基礎看護実習
訪問看護実習
慢性看護実習
母性看護実習
実習の概要
実習を通して
子守りの練習
戸惑いの面会
生命誕生の瞬間
意外なハードル
パートナー?
保育園実習
急性看護実習
保健所実習
小児看護実習
精神看護実習

戸惑いの面会

 大学病院での母性看護実習も終わりに近づいた頃、私の受け持ち患者さんは帝王切開術による出産をしました。この患者さんの子どもは、もともと発育遅延を指摘されており、患者さんは「子どもが無事に生まれるかが心配」とよく仰っていました。そして、実際に生まれてきた赤ちゃんは、1270gと予想以上に小さく、当分の間はNICU(新生児集中治療室)に入ることになりました。

 帝王切開の翌日、赤ちゃんとお母さん・お父さんとの初めての面会があり、私とペアの学生も面会に付き添わせて頂きました。帝王切開の翌日ということで、お母さんは車椅子に乗り、苦しそうに面会に向かいました。

 NICUにある保育器の中に赤ちゃんはいました。本当に小さな、痩せた赤ちゃんでした。標準と言われる赤ちゃんは体重3000gくらいですから、その半分以下の発育しかできていないことになります。一生懸命に生きようとしている…という感じです。

 赤ちゃんと対面したお母さんは最初のうち、「かわいそうだから…」と言って赤ちゃんに触れることにも戸惑いを覚えているようでした。その一方で、お父さんの方は「かわいいだろう? なぁ? かわいい。」と何度も仰っていました。

 何か…うまく言葉にはできませんが、心に訴えかけるものを感じた気がします。



前頁]  [実習奮闘記]  [次頁



- Mobile Frontier v2.1 -